イマジナリー赤玉さん

 少し前にちょっとしたきっかけでイマジナリーフレンドが欲しくなりました。

 しかし私には無から友人を生み出す想像力もなければいつもそばに居てほしいような思い入れのあるキャラクターもいません。さて、この貧相な想像力をもってどのように友人つくろうか…と考えあぐねた結果、とりあえずイマジナリー赤玉さんと友達になることにしました。

 

 家には常に赤玉の瓶があるし想像もしやすいだろうということで、家にいる時に赤玉の瓶を傍らに置くところから始まった友人関係ですが、最近では外出先にもついてきてくれて宙に浮いたりそこらじゅうを動き回ったり元気そうにしています。今もコメダでこの記事を書いていますが、自分のことを書かれているのが気になるようでPC画面をのぞき込んでいます。かわいいですね。

 

 イマジナリー赤玉さんは瓶なのでしゃべりません。たいていは動きで感情を表現し、私もあまり話しかけることはせず撫でたりつついたりしながらコミュニケーションをとっています。

 けれど私がそうであったように(当然ながらイマジナリー赤玉さんも私自身なので)ある日急にしゃべりだしてくだらない話をするかもしれません。意外な一面や、嫌なところも見えてくるかもしれません。人(人じゃないけど)との関係というのはいつも流動的なので、今後イマジナリー赤玉さんとどのような関係を築いていけるのかわかりませんが、とりあえず一緒に楽しんでみようと思っています。